自衛隊に何が起きているのか?

7月10日、産経新聞に独自取材とのことで、以下の記事が発表された。

<独自>空自部隊で開発情報漏洩「12式向上型」か SNS上に画像投稿 防衛省調査

それを受け、11日に空自トップの内倉浩昭航空幕僚長が会見をおこなった。15時半頃に、TBSから以下のニュースが流れた。

【速報】航空自衛隊の未公開ミサイル情報が流出の疑い 航空幕僚長「秘密情報に該当するものは確認されず」 TBS

航空自衛隊で開発中のミサイルに関する未公開の情報がSNSで流出した疑いがあるとの報道について、内倉航空幕僚長はきょう、「航空自衛隊の一般に公開されていない情報が不適切に発信されたことは大変遺憾であり、厳正に調査している」と話しました。

ただ、現時点で「秘密情報に該当するものは確認されていない」としています。

また、投稿した人物が航空自衛隊の隊員であるかについては明らかにしていません。

引用元 TBS NEWS DIG

一方、最初に報じた産経新聞は、同じ内容を11日17時過ぎに以下のように伝えている。

SNS情報漏洩で空自トップ「不適切な発信は遺憾」 産経報道、開発中のミサイルの模型も

産経

11日の朝には以下のような記事も発表していた。

空自情報流出、国防の脅威招く「承認欲求」 SNSのディスコード、米軍でも昨年機密漏洩

この話の行方、どうなるかと思っていたが、翌日の今日、NHKからこのように発表された。

自衛官ら218人を処分 海幕長交代へ 特定秘密めぐる違反などで

びっくりした。「ホップ、ステップ、ジャンプ」と来るかと思ったが、「ジャンプ」が一足飛びに「ロケット発射」くらいに飛躍した。筆者は違和感を感じた。もちろん、自衛隊が前もって内偵を進めていて、産経の記事をきっかけに一度に処分したと考えるのが筋だろう。でも、と思う。

ここからは筆者の邪推なので、興味のない方は読まないほうがいいでしょう。

筆者が気になったのは、日本とNATOとの関係強化だ。こんなニュースが流されている。

岸田首相 NATOと新たな安全保障協力 偽情報対策や共同訓練も NHK 24/7/12

防衛力を高めるために情報共有をするのはいいことかもしれない。でも、関係強化の結果、海外派兵がさらに進められるとしたら、どうなるかと考えると、自衛隊に内部告発者が生まれても不思議ではないような気がする。海外派兵のための法整備があまり進んでいないと聞く。その不備についての内部告発。その恐れのある者をヒックアップして、別の問題を原因として懲戒免職にしたのではないか? そうでないといいのだが。筆者の邪推ですので、拡散はしないでください。

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