南極成層圏の温暖化

SEVERE WETHER EUROPE によると、現在南極成層圏の温暖化が始まり、普段にはない異常な状況が生まれているとのこと。

ざっくりというと、南極成層圏の温暖化はあまり起きないので、正確にこれから地上においてなにが起こるのかははっきりとは言えないが、北極で成層圏の温暖化が起きると、北極の周りを巡っていた寒冷な空気が乱されて、緯度が高いところを巡っていた寒冷な空気が、緯度の低いところに降りてきて、たとえばニューヨークの極端な寒冷化を招いたことが知られている。

一方で、南極成層圏の温暖化が始まり、普段では見られない空気の循環や、普段には現れない高気圧や低気圧が生成されるが、南半球の地上ではその影響は、北半球の場合ほど大きくないようだ。

しかし、成層圏は北半球と南半球で繋がっていて、相互作用があることが知られている。今回の南極成層圏の温暖化は、ある高度では普段の長期平均温度より60度も高いという異常なもののため、これから北半球で何か天候の異変が起きる可能性がある。

SEVERE WETHER EUROPE のオリジナルテキスト