イランはイスラエル攻撃の準備を着々と進めているようです。イランはロシアに最新鋭の防衛システムを求め、モスクワはイランに先進的なレーダーや防空装備の供給を開始したとイスラエルの新聞エルサレムポストは伝えている。情報の出所はニューヨークタイムス。
パレスチナ自治政府議長のアッバス氏は「ハマス指導者殺害はガザ紛争を長引かせることが目的だとRIA通信(RTの国内向け名称)に語ったと、ロイターが伝えています。
しかし、その結果として大規模な地域戦争が起こると考えるのは時期尚早です。現時点では、イスラエルの近隣諸国と敵対国が自制を示す可能性の方が高いと思われると、RTは分析しています。
しかし、アメリカはイスラエルが攻撃されることを前提に軍を整えているようです。ブルームバーグやロイターが伝えています。
米国防総省、中東に艦船や戦闘機派遣へ-イスラエルにイランの脅威
一方で、5時間ほど前のBBCによれば、攻撃がエスカレーションしないようにどうすればいいかをバイデン米大統領は月曜日、国家安全保障担当上級チームと会談しました。
イランによるイスラエル攻撃の懸念が高まる中、バイデン大統領が国家安全保障チームと会談
内容を肝の部分だけ抽出する。
米ニュースサイト「アクシオス」によると、バイデン氏は月曜日のブリーフィングで、イランの攻撃の時期と性質は依然として不明であると伝えられた。前日、ブリンケン氏はG7各国の代表に対し、イランとヒズボラが24時間から48時間以内にイスラエルを攻撃する可能性があると伝えたと報じられている。
ブリーフィング後に発表された声明で、バイデン氏は「イランとその代理勢力による脅威、地域の緊張緩和に向けた外交努力、イスラエルが再び攻撃された場合に支援する準備について、最新情報を受け取った」と述べた。同氏はさらに、米軍への攻撃に対して「われわれが選んだ方法と場所で」対応する措置が講じられていると付け加えた。月曜日には、イラクの米軍基地へのロケット弾攻撃とみられる攻撃で、数人の米兵が負傷した。
ブリンケン氏は同日、記者団に対し、当局者は「すべての当事者がエスカレーションを控えなければならないという非常にシンプルなメッセージで、ほぼ24時間体制で激しい外交交渉を行っている」と述べた。
「エスカレーションは誰の利益にもならない。それはさらなる紛争、さらなる暴力、さらなる不安につながるだけだ」と同氏は述べた。
同氏はさらに、停戦は「ガザ地区だけでなく、紛争が拡大する可能性のある他の地域でも、より永続的な平穏をもたらす可能性を開く」と付け加えた。
BBC
「今後数時間から数日の間に、すべての当事者が正しい選択をすることが急務だ」と同氏は述べた。
ホワイトハウスの声明によると、バイデン氏は同日、ヨルダンのアブドラ2世国王と「即時停戦や人質解放の合意など、地域の緊張緩和に向けた取り組み」について話し合った。
このところ米国政府がイスラエルと対立していることがしばしば伝えられるが、今までの経緯を見ていると、大統領選の対応としてふりをしているのではないかと思うのは、筆者だけであろうか?
米国国務長官のブリンケン氏の言葉通り、戦闘がエスカレーションしないよう祈るばかりである。